ライフワーク
ここでは、当院で働いている様々な生活環境を持った先輩看護師の、“なま”の声をご紹介します
目標に向かって頑張り、看護師という資格をつかんだ職員を紹介します。
病院の顔となる外来で勤務、優しい笑顔で患者様をお迎えしています。
外来看護師看護師 Y.A
私は十数年クリニックで准看護師として働き、妊娠・出産をきっかけにくまもと心療病院へ転職しました。初めて大きな病院での勤務、この転職で私は「看護師になりたい!」と思いました。今までの職場と違いスタッフは看護師が多く、出来ない事・やれない事が増えました。アセスメント能力や知識が豊富で、働いている中でどこか惨めな思いが芽生えました。そんな時、熊本に通信制看護学科があり、熊本の募集が最後になる事を知り、通信制看護学科への入学を決意しました。病院からの奨学金制度を利用させてもらい、自己負担が軽減でき、とても有り難かったです。
入学と同時にひたすらレポートの日々で、仕事・子育てしながらの勉強は辛く、休日遊んでいても、どこかレポートの事が頭から離れず…。しかし、家族や職場のスタッフ、たくさんの方の温かい支え・励ましがあり無事に卒業し、看護師免許を取得する事が出来ました。久しぶりにもらった修了証書は、感慨深いものでした。学んだたくさんの知識を活かし、胸を張って「私は看護師です!」といえるよう、これからも努力していきたいと思います。
これから看護師を目差したいと頑張っている方々の背中を押すきっかけになればと、お母さん看護師からのメッセージを頂きました。
二足の草鞋・・・・四足の草鞋を履く
精神療養病棟看護師 M.M
准看護師として20年間勤務する中で自己の知識不足を感じ、もっと看護を学び知識を深めたいと思いながらも仕事と家庭の両立に加え、学校に行く厳しさを考えると進学に踏み切れませんでした。
また、金銭面でも自分に投資する余裕もなくせめて子育てが終わってからと諦めていましたが、平成28年度から熊本の通信制看護学科が募集を中止する事を知り、家族や上司に相談した結果、家族からの応援や病院からのサポートが得られるという事で進学を決心しました。
心配された金銭面に関して当院は、職員のスキルアップや資格取得に対しての支援体制が充実しており、通信制の学生も奨学金制度を利用出来る事で金銭面の負担が軽減されました。
通信制では、課題レポートを提出し合格後は単位認定試験を受けます。一つのレポートを仕上げるのに数週間かかる事もあり、自分の周囲に何冊もの本を広げながら書き上げました。また、放送大学での取得が必要な単位試験も並行し進めていく事は、想像以上に厳しく、仕事・家事・育児に追われる中、睡眠時間が3時間という日が続きました。
4月には熊本地震に見舞われ、スケジュールが予定通りにはいかず何度も退職や留年を考えました。そんな中でも職場の上司や同僚、家族の支えにより、看護師国家試験合格という念願の夢を叶えることができました。支えていただいた方々に感謝し、また感謝できる人やそのような環境にいることをとてもありがたいと思います。
学校で学んだことを今後の看護に役立て、患者様に寄り添ったケアを提供していきたいと思います。
看護師として再スタートとなり、私をサポートしてくれる上司を始め病棟スタッフの皆さんも協力的でとてもいい環境で楽しく仕事をすることが出来ています。