くまもと心療病院看護部

 

看護部理念

 

『豊かな心と感性を持ち、患者さまの心に寄り添う』


『自己決定を尊重し、その人らしく生きることを支える』

 

指針

  1. いのちの尊厳と患者の人権を守り、あたたかい看護を提供する。
  2. やさしさと思いやり、倫理的感受性を持って患者・家族の意思決定を支援する。
  3. 看護を通して人を大切に思う心を育み、自分の人生を笑顔で生きる。
  4. 専門職として自己研鑽に努め、仕事に責任と誇りを持ち続ける。
  5. 柔軟な心と創造する力で、変化を乗り越えられる 医療人を育成する。

 

    看護部長あいさつ

看護部長 濱永 二三代

   

 2020年度を振り返るなかで新型コロナウイルスの話題は避けることは出来ません。感染が県内に猛威を振るった時期、余念なく水際対策を行っていた中でも院内に感染が発生しました。感染への対応は準備していましたが、想定外の事柄に対し瞬時に決定しなければならない事もありました。このような中では日頃から情報交換をしている県内の精神科病院の看護部長の皆さんや保健所の方々のアドバイスが乗り切る原動力となりました。この場をお借りして感謝申し上げます。

 感染が発生した際の一番の問題はマンパワーです。これを乗り切ることが出来たのはスタッフへの教育と事前の準備でした。病棟スタッフだけでも約140人すべてのスタッフが感染に対しての理解が出来ているとは言えませんが、グループウエアで新型コロナ関連情報(最終19)を通して病院全体が頑張っている姿を発信した結果、少しずつですが変化が見られました。

 また感染収束後、院内広報誌の中で感染発生病棟の師長が振り返りの思いを書き綴った中に、病棟スタッフが予防着・マスク・フェースシールドを着て病棟から半日出られない状況でも、認知症の患者様に日頃と変わらない対応をしていたこと。辛い中でも笑顔で働いている姿に救われたこと。苦難の中の病棟スタッフの様子をユーモアたっぷりに笑い飛ばした記事に感謝という言葉しかありません。感染拡大を抑えるために別の病棟ワンフロアを感染対応にした時には、他部署から引越しの応援を得て病院全体で乗り切ることが出来ました。更には、患者様ご家族にコロナ感染の経緯を電話で説明すると、ご迷惑ご心配をおかけしているにもかかわらず、労いのお言葉をいただく事もありました。

 入院患者様には外出・外泊の制限がかかり、ご家族には面会制限など我慢を強いられる状況が続いており心苦しい限りです。やっと入院されている患者様へのワクチン接種も始まりました。安全な環境を確保しながら、状況に応じた対応を病院全体で検討しつつ、これからも感染対策を進めていいきます。

 新棟への引越しも無事に終わり、待ちに待った新棟での診療が始まりました。安全性の高い建物になり、患者様の療養環境も改善しました。私たちスタッフも新しい建物に負けないよう、これまで以上に看護サービスに努めて参ります。

 

2021年7月