看護部理念
『豊かな心と感性を持ち、患者さまの心に寄り添う』
『自己決定を尊重し、その人らしく生きることを支える』
指針
看護部長あいさつ
看護部長 濱永 二三代
令和5年5月8日から新型コロナウイルス感染症の位置づけが2類相当から5類に変更になります。「3年間の新型コロナとの戦いが終わった」となるとどんなに良いことだろうと思いますが、新型コロナ感染症の位置づけが変わるだけであり、これからも共存していかなければならない厄介な代物です。社会は新型コロナ前の状況に戻りつつあるなか、当院では5月を迎えるにあたり、安心・安全な医療を提供するために、行政の動きと共に感染状況を確認しながら柔軟な対応が求められると考えられます。
既に今まで患者様・ご家族に面会・外出など制限をお願いしていた部分も徐々に緩和をしています。院内では認知症治療病棟のスタッフが患者様と敷地内の桜を見に行く光景や売店で入院患者様が何を買おうかと悩まれている姿などが見うけられます。新型コロナ前には当たり前と思っていた光景が戻ってきています。それに加えて感染に留意しながらも患者様に開放的な気分を味わってもらおうと対応しているスタッフがいます。患者様の笑顔はもちろんのこと、売店で患者様のおやつを選ぶ場面ではカロリーの確認など「ああじゃこうじゃ」と笑顔で対応しているスタッフの姿は、閉鎖的な環境でケアにあたっていた頃から大きな変化をもたらしています。
医療現場がこれからどのような状況になるのか不安もありますが、世の中の動向を確認しながら、病院スタッフが一丸となって立ち向かって行かなければと新年度を迎え、気が引き締まる思いです。
令和5年4月6日